今日一日、都内は雨が降っていました。
被災地もどんなにか寒いことでしょう。
被災者の方々をテレビで見ていると、胸をえぐられる思いです。
被害に遭われた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
そして、亡くなられた皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。
私に、宮城県石巻市出身の友人がいます。
彼女のご両親はご無事で本当に良かったのですが、
被災地にボランティアとして行かれている弟さんから、
被災された方の現状のメールを受け取ったそうです。
友人に許可を貰い、メールの一部を書かせて頂きます。
(文章は個人名等を除かせて頂きました。)
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東京出発から2泊3日でようやく実家に戻ることができました。
昨日、両親に会い、無事であることを確認しました。
我が家は家の壁があちこち壊れていましたが、柱は大丈夫でした。
また、隣の家との塀も崩れておりました。
本日は医療ボランティアをするのにかけずり回っていました。
明日より避難所を回り、被災者の健康管理に勤めます。
明日は150人の被災者を診る予定です。
僕が東京にいる頃に石巻赤十字病院が報道で流れていましたが、
現状は全く医療支援や生活物資も供給されていないとこもいまだにあります。
私の実家も昨日ようやく水道、電気が使えるようになりましたが、鉄錆色の水でした。
本日は綺麗になりましたが。
両親の話では外耳道に砂がぎっしり詰まっていた子供たち、
下校中にバスを待っていた120名の小学生が津波飲まれた所を
反対側の土手にいた人が目撃した話、二人でいた老夫婦が手を繋いで頑張っていたが
やむ無く手を離し生き別れた様な話は沢山聞きました。
まだまだ、辛く悲しい話は沢山あります。
自分もそうですが、生き残った全員が知っている誰かを1人ではなく、何人も失っています。
また、被災者も大分衰弱しており、赤十字周囲の被災者よりも食べ物や飲みのも、洋服もないです。
何より買える場所がなく、無一文の方々も大勢います。
このような方々は、親、兄弟、子供を失っています。
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ものすごい数の孤立避難所があるのに、ちっぽけな事しかできない自分が本当にもどかしいし、
買占めに走っている首都圏の現状が恥ずかしい。
どうか一日でも早くすべての被災者の方に救援物資が行き渡りますように。
ストーブを灯す灯油が届きますように。
どうかどうか、それまで頑張って欲しいです。
友人からのメールにはこうありました。
私が一番お願いしたい事は、まず当たり前にある幸せを大事にして下さい。
当たり前にあったものがなくなるという辛さを思えば、皆もっと優しくなれると思うのです。
胸に突き刺さる言葉でした。
住む所があること、普通に眠れること、普通にご飯が食べられること。仕事が出来ること。
何より、愛しい存在がそばにいること。
すべてがすごく幸せな事なんだっていうことを、改めて感じました。

昨日の深夜、ケイトが吐きました。
最近少し元気がなかったケイト。
私が感じていた地震からの10日間のストレスを、彼女も受け取ってしまったようです。
反省しました。
被災地を思わないことなんて出来ないけれど、
身の回りの大切な存在を守っていくことも私の大切な責任だし、
友人が言ってくれた「大切にするべき幸せ」なのだと。
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